あまり一般の人は知らないかもしれませんが、骨盤には関節があります。
図の赤線で記された部分で「仙腸関節」といいます。
意図的に動かしたりすることが難しいのでイメージしにくいと思いますが、稼働する部分があるということですね。
この仙腸関節にもズレが生じます。
先の股関節のズレをもとにして・・・
骨盤も左右で歪みが発生し、様々な影響を人体に与えます。
例えば右仙腸関節が左図のように
上部が前方に
下部が後方に
回るように変位したとします。
そうすると反対の左仙腸関節は
図のように
上部が後方に
下部が前方に
左右で逆方向に変位します。
結果
骨盤全体に左右で高低が生じ、全体の歪みにつられて仙骨の位置が左右どちらかに偏ることになるのです
この歪みは脊柱や頸椎の歪みにつながっていきます。
上記の例以外にも仙腸関節の左右どちらかが亜脱臼してしまう例もありますが稀です。
たいていは左右が反転している状態で非対称になっていることが多いのです。
骨盤の歪みは内部に収まっている内臓に対して大きな影響を及ぼす可能性があり、特に女性には影響が大きいとされています。
「南龍整体術」にはこの仙腸関節に働きかけて骨盤を矯正する技があるのです。
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